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<企画>2023年1-3月の経済情勢に関するデータを発表 中国

人民網日本語版 2023年04月27日10:31

中国はこのほど、関連データを発表し、2023年1-3月の経済情勢に関して報告した。」

▷消費市場の運営状況


1-3月の社会消費財小売総売上高は前年同期比で5.8%増加した。

統計を見ると、同期の最終消費の中国経済成長に対する寄与度は66.6%に上り、前年に比べて大きく回復し、消費は3大需要(消費需要、投資需要、海外需要)の中で経済成長を牽引する最も大きな要因になった。同期の社会消費財小売総売上高は同5.8%増となったが、2022年第4四半期(10-12月)は同2.7%減だった。ここから中国で消費が徐々に回復・改善している様子がうかがえる。

▷対外貿易の状況


1-3月には中国の対外貿易の輸出入が前年同期比で4.8%増加し、安定したスタートを切って、月を追うごとに状況が好転した。

税関がまとめた統計によれば、同期の対外貿易輸出入額は同4.8%増加の9兆8900億元で、そのうち輸出は同8.4%増の5兆6500億元、輸入は同0.2%増の4兆2400億元だった。

▷外資導入の状況


1-3月には、全国の実行ベース外資導入額が前年同期比4.9%増の4084億5千万元に達して、外資導入は『穏やかな一年のスタート』を実現した。新たに設立された外資系企業は同25.5%増の1万社以上となった。産業別に見ると、中国の外資導入構造が最適化を続けたことがわかる。公式データによれば、今年1-3月の中国のハイテク産業の実行ベース外資導入額は同18%増の1567億1千万元だった。そのうち、電子・通信設備製造業は同55.7%増、科学技術成果移転サービス業は同50.3%増だった。

投資元の国・地域を見ると、同期にはフランスの対中投資が同635.5%増、英国が同680.3%増と大幅に増加し、ドイツも同60.8%増と急速に増加した。このほかカナダは同179.7%増、日本は47.7%増、スイスは47.4%増、韓国は同36.5%増だった。「一帯一路」(the Belt and Road)沿線国は同27.8%増だった。

▷対外投資の状況


1-3月には、中国の全業界の対外直接投資は前年同期比27.3%増の2771億3千万元に達した。このうち中国国内の投資家が世界147ヶ国・地域の企業2760社に対して行った非金融分野の直接投資は累計2159億7千万元となり、同26.3%増加した。

▷関連データ


1-3月のGDP

 1-3月の国内総生産(GDP、速報値)は28兆4997億元で、不変価格に基づく計算では前年比で4.5%増、前四半期比で2.2%増だった。

産業別では、第一次産業の生産額は前年比で3.7%増の1兆1575億元、第二次産業の生産額は同3.3%増の10兆7947億元、第三次産業の生産額は同5.4%増の16兆5475億元だった。

・1-3月のCPI・PPI

1-3月には、全国の消費者物価指数(CPI)が平均で前年比1.3%上昇し、全国の生産者物価指数(PPI)は同1.6%低下した。中国は引き続き世界の物価にとって重要な「安定化装置」となっている。

(編集JZ

「人民網日本語版」2023年4月27日

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