中国国家統計局の16日の発表によると、4月の中国の社会消費財小売総額は3兆4910億元(1元は約19.5円)で、前年同月比で18.4%増加し、先月と比べ7.8ポイント速い伸びとなった。
国家統計局報道官、国民経済総合統計司(局)の付凌暉司長(局長)によると、4月の中国市場の売上は拡大傾向が続いた。なかでも、対面式のサービス消費が急速に伸びた。住民が買い物や食事、旅行、映画鑑賞などに出かけることが増え、関連消費が大きく拡大した。同月、飲食業の売上は前年同月比で43.8%増加し、旅客輸送量は倍増し、映画の興行収入も大幅に増加した。
より高級な商品の売上高も好調だ。4月に商品売上高は前年同月比15.9%の増加となった。一定規模以上の小売企業の商品売上高のうち、化粧品、金・銀・宝飾品、スポーツ・娯楽用品はいずれも前年同月比20%以上の伸びとなった。
市場物流が一層スムーズになるのに伴い、オンラインショッピングも伸びている。1-4月期の実物商品のオンライン売上高は前年同期比10.4%増となり、1-3月期と比べて3.1ポイント加速した。実店舗での消費も改善しており、1-4月期に一定規模以上の実店舗の売上高の伸びは加速し続け、うち百貨店の売上高は前年同期比で11.1%伸びた。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年5月17日