テストの現場。画像提供は中国航天科技集団第六研究院
中国航天科技集団第六研究院第165研究所アジア最大推力テストベッドである「中国宇宙新動力銅川試験センター」2号作業スペースのテストが30日、無事成功した。これは4月24日の1号作業スペースのテストの順調な成功に続く重要な成果で、アジア最大推力の液体燃料ロケットエンジンのテストベッドの2作業スペースが、いずれも700トンの基礎許容推力の試験能力を形成したことを示している。人民日報が伝えた。
宇宙流体力学学術技術リーダーで、第六研究院科学技術委員会会長の譚永華氏は、「アジア最大の2作業スペース・700トン級液体燃料ロケットエンジンテストベッドの無事完成は、中国の液体燃料ロケットエンジンのインフラ整備の重要なブレイクスルーの達成と試験能力の飛躍的な向上を示している。中国の有人月面着陸、大型キャリアロケット、深宇宙探査、宇宙・地球往還、宇宙インフラ整備などの重要プロジェクトの順調な実施を力強く支え、宇宙強国の建設加速に力強いサポートを提供する」と述べた。
今年は流体力学事業の「改革・イノベーションイヤー」だ。銅川試験センターは型式任務の「6つの常態」を見据え、「テスト成功の日はフル稼働の時」を活動目標とした。1号作業スペース初のテストに成功してから、わずか40数日で7回連続の点火・テスト任務を行ってきた。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年6月1日