中国航天科技集団有限公司所属の中国キャリアロケット技術研究院が開発を担当するキャリアロケット「長征3号B」が23日夜、西昌衛星発射センターから打ち上げられた。衛星「中星26号」は順調に予定の軌道に投入され、打ち上げ任務が無事成功した。これは安全で信頼でき、カバー範囲がさらに広い情報伝達手段が遠隔地に拡大することを意味する。新華社が伝えた。
今回打ち上げられた中星26号は中国1基目の容量が100Gbps超のハイスループット衛星で、東経125度の軌道位置に静止する。同衛星は引き渡された後、航天科技集団中国衛通公司によって運営・管理される。
中国が独自に研究開発した「東方紅4号」増強型衛星プラットフォームを採用した同衛星は、国の重要な宇宙インフラで、衛星インターネット及び通信伝送の要求を満たす新世代高スループット通信衛星だ。
同衛星は中国衛通の既存の中星16号・19号の2基のハイスループット衛星と共に、ユーザーに高速の専用ネットワーク通信と衛星インターネット接続などのサービスを提供し、遠隔地に安全で信頼でき、カバー範囲がより広い情報伝達手段を提供し、都市部と農村部の情報格差をさらに縮めるとともに、空の旅と遠距離航海のブロードバンド通信に対する大きな需要を効果的に満たす。国のデジタル経済発展のための基礎ネットワーク能力を固めると同時に、衛星インターネット業務に持続可能な発展の新たなビジネスモデルを提供する。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年2月24日