习专栏

海南省の「土地スーパー」とは? リリースから満1年

人民網日本語版 2023年06月02日14:31

「土地スーパー」情報プラットフォームは海南自由貿易港のビジネス環境最適化における重要な制度集約・イノベーションの手段で、2022年6月のリリースから現在まで一年にわたり運営されてきた。今年5月中旬までに、海南省(三沙を除く)の18市・県の土地676筆がアップされ、面積は計約2300ヘクタールに上った。取引された土地は314筆、計約1053ヘクタール、取引総額は317億2000万元(1元は約19.6円)に達した。

「土地スーパー」とは一体何か?

海南省の政務サービスのミニプログラム「海易弁」にアクセスし、「土地スーパー」のページをクリックすると、同省政府が売りに出した、買手を待つ土地の写真及び各種の関連情報を見ることができる。所在地、コード、許可証、面積といった基本的な情報のほか、より専門的な土地の用途、高さ制限・建ぺい率・容積率などの土地利用計画における条件の情報もある。

海南省自然資源・計画庁(局)特定計画処の劉禹舒処長は、「現在、このスーパーを眺めると、プロジェクト用土地の基本情報、計画の指標、参入条件などの内容を確認できるほか、土地の360度パノラマ写真、地図・測位、周辺の状況を見ることもでき、『クラウドでの土地選定』が実現した。企業が気に入った土地を買い物かごに入れると、その土地のある市・県の企業誘致や自然資源・計画などの関係当局に意向申請が送付され、市・県の土地供給計画に基づいて土地の公開の競売に参加することができる」と説明した。

「土地スーパー」がオープンすると、鵬博(海南)硼中子医療科技有限公司が土地譲渡取引の最初の顧客になった。同社は「土地スーパー」プラットフォームを通じて土地の選定・内見・取得・契約という全プロセスにわたりオープンな形でボアオ楽城国際医療観光先行区の医療衛生事業用の土地約0.62ヘクタールを取得した。

同社の趙聃執行取締役は取材に「関連情報が豊富なだけでなく、土地取得後の建設報告手続きも非常に効率的で、ほぼ全てのプロセスがとてもスムーズだった。予定より1ヶ月も早く着工できるなんて思いもしなかった。海南自由貿易港のスピードと環境は本当にすごい」と述べた。

香港蓁晗教育科技有限公司の創業者で執行取締役の卓孝凡氏は、「仲介機関を探す必要がなく、スマートフォンで『土地スーパー』を開くだけで、計画条件と整地された土地の譲渡をめぐる保障措置が整った質の高い土地をすぐに見つけることができ、すべてのプロセスが公開で、透明性があり、効率も高い。これで企業は適切な土地資源を探す時に使う時間的コストと金銭的コストを極めて大幅に削減することができる」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2023年6月2日

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