中国初の国産大型クルーズ船「愛達・魔都(ADORA MAGIC CITY)」号が7月17日、ドックからゆっくりと出て、試験航海に出航していった。
「愛達・魔都」号は、7月と8月の計2回、試験航海を実施する計画という。1回目の試験航海は、9日間におよび、航行システムや推進システム、燃料供給、バラスト水処理、操縦性能など認定取得に関わる重要システムと技術指標を重点的に検証する。同時に、2回目の試験航海を成功するための良好な基盤を築くため、各種サブシステムや全船の振動・騒音の内部測定を事前に実施する。
「愛達・魔都」号は、全長323.6メートル、幅37.2メートル、総トン数13万5500トン。同クルーズ船の完成で、国産大型クルーズ船の造船分野での「ゼロ」状態を打破した。同時に中国は大型クルーズ船の造船能力を有する世界で5番目の国となった。(編集KM)
「人民網日本語版」2023年7月18日