イラスト作成・勾犇(イラストの著作権は人民網が保有。無断転載禁止)
NATO首脳会合が先ごろ、リトアニアの首都ビリニュスで行われた。その議題の1つが「アジア太平洋におけるNATOの影響力拡大」だった。
日本メディア「NIKKEI Asia」の報道によると、NATOは当初ビリニュス首脳会合の共同声明で「東京に連絡事務所を設置する」ことを盛り込む計画だったが、明確に不支持を表明した加盟国があったため、アジア初の連絡事務所を東京に設置する案の決定は今秋以降に先送りされることとなった。
近年、NATOはアジア太平洋地域へ拡張する態勢をしきりに示している。冷戦時代の産物であるNATOの「アジア太平洋への拡大」の企てが、アジア太平洋、さらには全世界に重大なリスクをもたらすことは間違いない。NATOに対して、直ちに冷戦思考やゼロサムゲームといった時代後れの理念を捨て去り、軍事・武力の盲信、絶対的安全保障の追求という誤った手法を捨て去り、欧州を混乱させ、アジア太平洋に惨禍と動乱をもたらす危険な行為を捨て去るよう促す。自らの継続的拡張のための口実を探すのではなく、世界の平和と安定のために建設的役割を果たすべきだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年7月25日