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日本の要素満載のウルヴァリン新作に中国ファンは嫉妬 (2)

 ローガンはもちろん、中国武術・詠春拳(えいしゅんけん)のような、本格的な武術を披露することはできない。それでも、ハリウッド映画は学習能力が高く、同作品は日本で撮影されたため、忍術や矢術、日本刀など日本の伝統的な文化が随所に盛り込まれている。ハリウッド映画は日本の武術を非常に高く評価している。例えば同作品ではマリコの父親・矢志田シンゲンが日本刀の素振りをしているシーンで、ローガンは「すごい!俺が不死身でなかったら、何度矢志田シンゲンに殺されているか。腰を真っ二つに切られているかもしれない」と語っている。

 満載の日本の要素に中国のファンは「嫉妬」

 1982年に連載されたクリス・クレアモントとフランク・ミラーによるコミックブック「ウルヴァリン」を原作とした同作品は、ローガンは日本通という原作の設定が十分に生かされている。ほとんどのシーンを日本で撮影し、日本式建築物や長崎の景色、着物、日本刀、忍術、矢術、食文化、さらに風俗など日本の要素が満載。マリコがローガンに「お箸をご飯に立ててはダメ」と注意するシーンもある。出演者も、ローガンとDr.グリーン(アンソニー・エドワーズ)以外のほとんどが日本人だ。そのため、中国の映画ファンからは、「もしかして日本の政府が同作品に投資でもしているのか。日本の要素が逐一盛り込まれている。それに対して、中国の要素はハリウッド映画に取り入れられてもほんの少しだけ」と「嫉妬する」声も上がっている。だからと言って、日本の映画ファンが同作品が好きかといえばそうでもないだろう。なぜなら、出てくるヤクザなどが下劣で、矢志田もあまりに恩知らずだからだ。マリコを演じる女優・TAOやユキオを演じる福島リラなどは、いずれも西洋人好みの、かわいらしく、上品で奥ゆかしい日本人女性だ。ただしこれは見かけだけで、彼女達はスーパーヒーローに出会ったとたん、その胸に飛び込んでいく。まあこれも仕方ない。どんなに日本要素がたくさん含まれていようと、これもハリウッド映画であることには違いないのだ。(編集KN)

 「人民網日本語版」2013年10月18日

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