上映回数シェアで決まる国産映画のヒットの行方 (3)
■キーポイント:高い上映回数シェアを獲得することがヒットにつながる
某配給会社の関係者によると、宣伝は上映回数シェアに深く関わっており、公開週の上映回数シェアは興収を決定づける重要な要素の一つだという。確かに、高い上映回数シェアは小・中規模製作の映画にとって、「魔法の杖」であることに気付かされる。「我想和◆好好的」の初日の上映回数シェアは全国の上映回数の24.4%を占めており、初日の興収は1660万元(約2億6543万円)を記録。また、「致我們終将逝去的青春」(So Young)の初日は全国大都市の20大映画館の上映回数シェアの30%超を占め、同日の興収は5000万元(約7億9950万円)を記録した。
いかに高い上映回数シェアを獲得できるのか?業界関係者によると、映画配給会社は映画館チェーンと相談をして興収の配分利率を事前に決定する。今年、大ヒットした人気小説家の郭敬明(クオ・ジンミン)初監督作「小時代」を手がけた映画配給会社、楽視影業の関連部門の責任者によると、同会社はより高い上映回数シェアを獲得するため、大規模な映画チケット事前販売と公開前のプレミア上映会を企画し、映画館の判断に影響を与えたのだという。「公開前の1カ月前には一枚30元(約479円)の映画チケットを映画チケットオンラインショップ楽影客で売り出し、最終的に2万4000枚の映画チケットを販売した。その後、各映画館で行われたプレミア上映ではどこでも満員という状況にもっていった」とその秘訣を口にした。(編集MZ)
●女へんに尼
◆にんべんに「尓」
▼国がまえで上に「八」、下に「口」の下線なし
「人民網日本語版」2013年10月24日