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上映回数シェアで決まる国産映画のヒットの行方

 先週の興行成績表を見ると、中国の人気若手俳優・馮紹峰(ウィリアム・フォン)と倪●(ニー・ニー)主演のラブストーリーで、いわゆる超一流映画スターが出演していない低予算映画「我想和◆好好的」の興収が依然として急速に伸びている。今年に入り、国産の小・中規模製作の映画の興収が爆発的に増加しており、「ホットマネー」もこのジャンルの映画に流れ込んでいる。アナリストは、「小・中規模製作の映画のうち、ヒットする作品はごくわずかで、実際には、映画館に客がほとんど入らず、たった1日で上映が終わってしまうような作品が大多数を占めており、宣伝を強化することが興収の保証に結びつくことになる。公開初週の高い上映回数シェアがヒットの重要な指標となる」と語る。羊城晩報が伝えた。

 ■現象:小・中規模製作の映画の興収が激増

 テレビ・映画関係のデータを掲載しているサイト、EBOT芸恩日票房智庫によると、2013年10月14日から20日の週の中国映画市場の興収は総計3億4000万元(約54億3660万円)で、前月比8%とわずかに上昇している。映画館の入場者数は969万人で、うち低予算映画の「我想和◆好好的」の興収が7143万元(約11億4216万円)に達している。

 これより1年半前、同じく国産の低予算映画であるラブストーリー「失恋33天」が3億5000万元(約55億9650万円)という大ヒットを飛ばして、業界内における「奇跡」を起こしたが、その後国産映画では「低予算映画で大儲けする」時代の幕が開け、中にはハリウッド大作と同様の輝かしい成績をあげる映画も出てきた。例えば、「泰▲」(Lost in Thailand)の興収は12億6000万元(約201億4740万円)に達し、チャウ・シンチー監督作の「西遊降魔篇」の興収が12億4600万元(約199億2354万円)を記録した。当時、人々はこの記録的大ヒットは春節(旧正月)シーズンだからだと思っていたが、その後も湯唯(タン・ウェイ)主演の「北京遇上西雅図」(Finding Mr.Right)や中国の人気女優・趙薇(ヴィッキー・チャオ)の初監督作「致我們終将逝去的青春」(So Young)、ピーター・チャン監督作「中国合夥人」、最近公開された白百何(バイ・バイホー)、張孝全(ジョセフ・チャン)主演のラブストーリー「被偸走的那五年」や「我想和◆好好的」なども同様に小・中規模製作の映画が享受する「春の時代」を演出した。

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