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映画館の真ん中の席は目に悪い?専門家は否定

 ある中国の映画館が最近、中国版ツイッター「微博(ミニブログ)」の公式アカウントで、「映画を見る際、真ん中の席はベストではない。長時間映画を見ていると、目が疲れ、視力も低下する。一番いいのは真ん中の端」とツイート。映画ファンらは、「これまでずっと誤解していたのか」と困惑気味だ。華商報が報じた。

 陝西省西安市の眼科病院の劉莉・医師は取材に対して、「私も映画ファン。1カ月に2回は映画館に行く。私は真ん中の席は良くないという書き込みは不正確だと思う。人によって状況は異なり、適切な位置も異なる。真ん中と端にあまり差はない。問題は目とスクリーンの距離と視聴時間」と指摘。「映画を見ても目を悪くすることはなく、悪いといってもそれを計る定義もない」としながらも、「目を守ることには注意しなければならない」と強調した。劉医師によると、映画館によって条件が異なり、スクリーンが大きければ、真ん中でも後ろのほうの位置が一番いい。前過ぎると、目に痛みを覚える可能性がある。一方、長さに関しては、通常の映画は100分ほどで、途中で10秒ほど目を閉じて、眼球を動かし、目が乾燥しないようにすれば、目を守ることができる。2時間以上の映画についても、機会を見つけて目を休ませるといい。

 一方、劉医師によると、3D映画を見るときは後ろの席のほうがいい。3D映画を見ているときに目まいや頭痛を訴える人がいるため、専門家の多くが、3D映画が目に悪影響を及ぼす可能性を指摘している。劉医師は「3D映画を見た時に立体感があるのは、目が自主的に調整をしているから。米映画・アバター(09年)のような質の高い3D映画なら、目に対する悪影響も少ない。ただ質の悪い3D映画となると、悪影響が大きくなる」と指摘。それでも、「結論を言うと、3D映画を見る際の目の保護の仕方は、後ろのほうに座ること」と強調。「目に不快感を感じた場合、スクリーンを見続けてはならず、少し休まなければならない。また、始まる前に、3Dメガネをきれいに拭かなければならない。また、両目の視力の差は小さいほうがよく、差が大きい場合コンタクトを装着するといい」。(編集KN)

 「人民網日本語版」2013年3月18日

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