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UV製品のカドミウム含有問題に揺れる資生堂

【中日対訳】

 国家質量監督検験検疫総局(質検総局)はこのほど行った入境検査で、安全性に問題があるとして食品240ロットと化粧品7ロットを不合格とし、輸入を差し止めた。このうち日本の化粧品大手・資生堂の「アネッサ」ブランドの日焼け止め(UV)製品からは、有害で中毒を起こしやすいカドミウムが検出されたという。「第一財経日報」が伝えた。

 資生堂(中国)投資有限公司の関係者は、「現在、中国法人はこの件に注目しており、日本の本社と連携して問題とされた製品のロット番号、製品番号など具体的な点を調査している」と話す。

 アネッサは資生堂高級事業部が取り扱うUV製品の中のスター商品で、60ミリリットル入り製品の価格は280元。前出の関係者によると、現在、同公司のルートを通じて輸入され、販売されている製品は、中国から正式な認可を受けており、中国の関連規定に合致する製品だ。今回カドミウムが含まれているとされた件の具体的な調査結果は11日に公表する予定だという。

 1872年に創業された資生堂は、世界トップクラスの国際的な化粧品メーカーだが、同じく国際的メーカーのロレアル パリやエスティローダーなどが今年も成長を続けているのとは異なり、業績は伸び悩んでいる。資生堂がこのほど発表した2012年度の財務報告によると、12年度の売上高は前年の水準を維持して6800億円に達したが、営業利益は前年比37%減少して245億円となり、予測額とは大きな開きがあった。純利益は予測を下回り、同28%減少して105億円となった。このため資生堂はこのほど、経営合理化に向けた一連の措置を打ち出すと発表した。それには日本国内の主要生産拠点である鎌倉工場(神奈川県)や横浜市(同)にある研究施設の閉鎖、早期退職優遇制度の拡充などが含まれている。(編集KS)

 「人民網日本語版」2013年3月6日

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