「スマーフ2」が中国の観客にアピール (2)
背後に中国市場の魅力
『スマーフ2』が中国の要素を重視する背後に、中国大陸部の映画興行収入に対する重視があるのは間違いない。2011年に『スマーフ』が中国で上映された際には2億5000万元の興行収入を挙げ、世界での5億6300万ドルという興行収入に大きく貢献した。映画は当時の1970年代生まれや同80年代生まれの子供時代の思い出を呼び覚ました。しかし『スマーフ2』の公開での北米地区の興行収入は理想的ではなく、逆に海外の65カ国で好評を得ていることから、中国大陸部市場への期待も大きくなっている。SF映画「パシフィック・リム」は海外58市場での6回の週末で2000万ドルという成績を挙げているが、そのうち1460万ドルは中国大陸部によるもので、中国大陸部での累計は1億300万ドルに達し、北米の9840万ドルを上回り、北米市場の成績を中国大陸部が上回った初めてのハリウッド大作となった。業界関係者は、ハリウッド映画にとって中国大陸部市場はまず日本に続く第2位の市場に躍進したのに続き、第1の海外市場となり、現在では北米市場を上回ったため、彼らにより多くの圧力がかかるのは自然だとコメントしている。
ストーリ
「スマーフ2」の舞台はロマンの都、フランス・パリ。邪悪な魔法使いガーガメルは強力なパワーを持つ「スマーフ・エッセンス」を得るため、スマーフそっくりの妖精を2人作り出し、その2人を本物のスマーフにしようと企むが、その秘密を知っているのはスマーフェットだけだった。そこでガーガメルはスマーフェットを誘拐してパリへと連れ去る。パパ、クラムジー、グラウチー、バニティは人類の友達であるパトリック、グリーソンと再会し、マーフェット救出に乗り出す。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年8月22日