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日本で頑張る中国人

中国人同僚を高く評価する北島さん

 英BBCは、中国と日本が領土に端を発した争いの中、相互に憎み合っているとの見方が世界では一般的、と報じた。日本の安倍晋三首相の中国を脅威とする発言はますます増している。一方で、両国関係はほとんどなおざりにされている。中国青年網が伝えた。

 東京から車を2時間運転すると、茨城県につく。ここは土壌が肥沃で、適切に栽培すれば、毎年5回、野菜を収穫できる。

 県内のある農場で、若い男性達が腰をかがめ、右手に鎌、左手にかごを提げ、てきぱきとほうれん草を収穫し、注意深くかごに入れているのを目にすることができる。農場主は北島義礼(きたじま・よしのり)さん。農場唯一の日本人で、あとはすべて中国人だ。

 北島さんは過去10年間、中国から「研修生」を農場に雇い入れてきた。年頃の日本人がこのような仕事をしないことを北島さんは知っている。もし彼ら中国人がいなければ、北島さんの農場経営は成り立たない。中国人と一緒に仕事をすることで、中国に新たな認識が芽生えた。「研修生と仕事をしていると、彼らの純粋な真面目さを感じる。昔の日本人を思い出す。彼らには共同作業の精神が残っている。現代日本にはもうありませんが」と北島さん。

 北島さんは語る。「彼らの故郷には、日本人を恨む人がきっといるはず。でも彼らが帰国するとき、彼らに友人や家族に、真の日本人はいったいどのような人間なのか、伝えて欲しい。ほんの小さな文化交流にすぎないが、非常に大切です」

 これらの中国人は学習を名目に訪日してアルバイトをしているいわゆる「研修生」だ。日本に3年滞在することができる。日本全国の農場や工場で働く「研修生」の数は、10万人を超えた。

 日本に住む中国人は1990年にはおよそ15万人だったが、現在では70万人にまで増えた。中国人が日本社会へスムーズに溶け込むことができたことを示すこの数字を知って、驚く日本人は多い。(編集HT)

 「人民網日本語版」2013年8月20日

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