台風12号、21日に台湾沿岸部に接近、上陸か
中国中央気象台が20日6時に発表した台風予報によると、台風12号(チャーミー)が、21日にも台湾沿岸部に接近、上陸する可能性があるという。人民網が報じた。
台風12号は20日未明、勢力を拡大して強い熱帯性暴風となり、20日午前5時時点の中心位置は、台北市から南東約880キロメートル離れた太平洋北西部上(北緯21.1度東経129.0度)、中心付近の最大風速は10級(28メートル/秒)、最低中心気圧は982ヘクトパスカル、中心から半径200キロメートル内では風速7級レベルの強い風が吹いている。
台風12号は今後、時速約20キロメートルの速さで、方向を北西から北北西に変え、勢力をさらに強めて進むと予想される。21日午後から夜にかけて、台湾島北部に最接近あるいは上陸し、その後は福建省中北部から浙江省南部の沿岸の方向に進む見通し。
台風12号の影響を受け、20日午前から21日午前8時にかけて、東中国海南部と台湾東部の海上では風力が7級から10級に強まり、時折11級から12級の突風が吹き、台風中心部が通る海域では、11級から13級の大暴風が吹くと予想される。福建省・浙江省・台湾の沿海部、東中国海北部の最南端海域、バシー海峡、台湾海峡でも、7級から8級の強風や9級の突風が吹き、台湾の一部地域では大雨となり、局地的には暴雨(降水量50-90ミリメートル)となる見通し。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年8月20日