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日本人留学生、中国の古詩に傾倒 海東の第一詩人目指す (3)

 ▽日本にも漢詩の愛好者は沢山いる

 日本に長期間滞在し、東アジア文化に造詣の深い蔡毅教授は、「日本の若者は中国の古典文化といった古いものに対する興味が薄れてきているように感じるが、2千年をかけて日本人の魂に浸透した『中国的要素』が急に消えてなくなることはない。実は日本人は中国の古典に対して、『外国の物』という感じを持っていない。彼らは東アジアの漢字文化圏の共通の遺産として、『論語』を引用し、『三国』を語る。まるで自分の祖先の歴史を語るかのようにだ。最も典型的な例は、日本の年号が必ず中国の『五経』に由来していることだ。日本の典籍は年号となる資格がないのだ」と語る。

 早川さんのように、中国の伝統文化を学び、伝えようとする日本の若者は多い。日本には「全日本漢詩連盟」があり、各地方には支部や関連組織も設立され、毎年様々な作品コンクールが行われる。注目度から見ると俳句や和歌に劣るものの、愛好者は少なくない。彼らは詩を創作する際、形式や韻律を厳しく守り、平声と仄声・対句などのルールを少しもおろそかにせず、韻を踏む際もすべて古韻を使っている。

 漢詩を学ぶある日本の僧侶が、かつて蔡毅教授に、「漢詩の道は、あまりにも古く、時代遅れかも知れないが、しかしこれは伝統文化の精髄であり、誰かが受け継がなければならない。かつて戦乱があった時代、我々寺院はその特殊な立場から、文化遺産を保護するという重任を負ったことがある。周りから理解を得るのは難しくとも、今後も(漢詩の勉強を)続けていきたい」と語った。(編集SN)



 「人民網日本語版」2013年10月9日

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