矛盾した日本人像 礼儀正しく親切で、冷淡で不寛容?
中国メディアが見る日本 地位や年齢が低く、知識も不足している新参者にとって、日本の社会は寛容さやおおらかさに欠けている。この社会では、あらゆる人が属するそれぞれの団体の中で序列化されている。それは時に年齢、時に社会的地位によって序列化され、平等さに欠いている。そして、この平等が脅かされる時、不寛容さは冷淡な方法や凄まじい圧力でもって、人々を抑圧し息苦しくさせる。銭江晩報が伝えた。
■上下関係や親密さによって異なる二つの態度
印象:礼儀正しく優しい日本人
現実:冷酷で不寛容な日本人
東京駅から北に向かって電車で30分程行くと、埼玉県浦和市(現さいたま市)に到着する。30年前、この地で留学を始めた頃、日本語学校で中国人留学生のために日本語を教えていたことがある。その頃、中日関係は非常に良好で、日本に対しても非常にいい印象を持っていた。そして、これが日本留学を決意する後押しとなった。
かつて浦和市の駅前にあったこの日本語学校は現在すでになくなっている。日本語学校での記憶が再び蘇って来る。ここで私は中日両国の違い、そして抱いていた日本の印象と現実の日本がまるで異なることを思い知らされたのだ。
浦和日本語学校には一人の女性教師がいた。教師の名前はもう思い出せないが、職員室で激しい剣幕とどこか見下したような口調で私を叱責したこの女性教師の声が今でも脳裏にこびりついて、長い間忘れることができなかった。