中国海軍艦隊が今年初の遠洋訓練に
海軍の年度軍事訓練計画に基づき、北海艦隊の軍艦3隻からなる艦隊が29日午前に青島の某軍港を出港し、西太平洋での定例遠洋訓練へ向かった。中国の従来からの巡航海域でも様々な訓練を行う。
29日午前、青島海域は深い霧に包まれ、視程距離は50メートル未満だった。艦隊は計画に基づき予定海域へ向けて出航するとともに、近くソマリア海域で護送任務に就く中国海軍第14次護送艦隊と黄海海域で4時間におよぶ海上対抗訓練を行った。
今回の遠洋訓練海域には黄海、東中国海、南中国海、宮古海峡、バシー海峡、台湾東部海域が含まれる。艦隊は海上対抗、遠洋機動作戦、海上主権維持闘争、遠洋兵力指揮など20余りの訓練を行う。一部訓練は厳しい海況の下で行われる。計画に基づき春節期間は太平洋で過ごす。
艦隊の田中指揮官は「列島線外の国際海域での遠洋訓練は世界各国の海軍で広く行われていることであり、わが海軍の作戦能力を高める常態化された訓練方法でもある。艦隊は困難な状況を想定して訓練内容を定め、訓練水準を高め、多用な軍事任務を遂行する能力を強化する」と述べた。
今回の定例遠洋訓練には海軍の主力艦であるミサイル駆逐艦「青島」、ミサイルフリゲート艦「煙台」、ミサイルフリゲート艦「塩城」と艦載ヘリコプター3機が参加する。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年1月31日