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「運-20」の試験飛行成功 「大国の標準装備」の新たな利器

 新年早々、わが軍の装備拡充における新たなよい知らせが届いた。わが国の独自開発した新型の大型輸送機「運-20」の初の試験飛行が申し分のない成功をおさめたのだ。わが国にとって第5世代ステルス戦闘機「殲-20」、艦載戦闘機「殲-15」、空母「遼寧」、衛星測位システム「北斗-2」など重大な装備プロジェクトでの近年の積極的な進展に続く、新たな吉報だ。「運-20」の試験飛行の成功によって、わが軍の長距離軌道展開能力は極めて大きく改善されるだろう。これは「大国の標準装備」の新たな重要な利器が加わったことを意味する。わが国は大型航空機製造技術を掌握した世界でも数少ない国の1つとなった。(文:王新俊・軍事科学院国防政策研究センター研究員。人民日報海外版掲載)

 いわゆる「大国の標準装備」は技術用語を借用したものだが、主たる意味としては昨年の第18回中国共産党大会報告の精神から派生した表現だ。第18回党大会報告は「わが国の国際的地位にふさわしい、国家の安全保障と発展上の利益に見合った強固な国防と強大な軍隊の建設は、わが国の現代化における戦略任務である」と指摘した。

 近年、わが軍の武器・装備拡充は世界の注目する誇らしい成果を確かに数多く挙げた。先端的武器・装備が続々と登場したり、部隊に配備されて、独自の知的財産権を持つわが軍の先進武器・装備は10年前と比べ16倍となった。全軍は第2世代を主体、第3世代をバックボーンとする武器・装備システムをほぼ完成した。これらはわれわれが世界の軍事大国との格差を縮めるべく努力していることを物語るものだ。

 だが、わが軍は同時に、現在世界で新軍事革命のうねりが激しさを増しており、軍拡競争はさらに高く、さらに深く、さらに広い分野で繰り広げられていることにも目を向けるべきだ。21世紀の現代戦争は1種類、または2種類の先進兵器による対抗を特徴とする19、20世紀の機械化戦争時代から徐々に抜け出し、主としてより先進的な情報技術を革新とする武器系統のシステム的対抗の様相を呈している。わが軍は武器・装備の情報戦能力、系統作戦能力の面で世界の軍事大国との間に依然大きな開きがある。わが軍の現代化水準は世界の先進水準と比べて明らかな開きがあるうえ、中国の安全保障上のニーズや国際的地位とも整合が取れていない。わが軍は現在、「3段階」現代化戦略の第2段階にある。「中国の夢」の要求する目標を実現するには、わが軍は今後もまだ苦しく長い道のりを歩まなければならない。これまでの成果に有頂天になるべきではないし、茨の道が待ち受ける前途に恐れをなしてひるむわけにもいかない。

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