2012年中国自動車市場 日本ブランドが「全滅」
自動車各社が発表した販売データによると、2012年の中国主要乗用車メーカー25社(外資との合弁企業を含む)のうち、年間販売目標を達成したのは10社のみとなった。そのうち長安フォードの達成率が最高で、112.1%に達した。一方で15社は年間販売目標を達成できず、特に最も達成率が低かった一汽轎車(中国自主ブランド)は50%未満となった。
関連データによると、販売目標を達成したメーカーは、長安フォード・マツダ、一汽VW、東風風神、上海GM、北京現代、吉利汽車、長城汽車、東風悦達起亜、上海汽車、上海VWの10社となった。販売目標達成率が90−100%となった主なメーカーは、比亜迪、神龍汽車、東風柳州汽車となった。販売目標達成率が80−90%となった主なメーカーは、江淮汽車、東風ホンダ、一汽トヨタとなった。販売目標達成率が70−80%となった主なメーカーは、広汽ホンダ、東風裕隆、東風日産、北京ベンツ、奇瑞汽車、広汽トヨタ、天津一汽となった。販売目標達成率が70%未満となった主なメーカーは、一汽マツダ、一汽轎車となった。
自動車総合サイト・蓋世汽車網の整理したデータによると、2012年の中国乗用車市場トップ3社の定めた販売目標のうち、一汽VWの目標が120万台と最も低かったが、2011年の販売台数より16%増となった。上海GMの目標は最多の130万台となったが、2011年の実際の販売台数よりわずか5.6%増となった。上海VWの2012年の128万台の販売目標は、2011年の実際の販売台数より約10%増となった。同3社のうち、2012年の販売目標達成率が最も高かったのは一汽VWで(110.7%)、2012年の販売台数は前年比28.4%増の132万8900台に達した。次は上海GMで(107.1%)、販売台数は13.2%増の139万2700台に達した。2013年の販売台数について、一汽VWは150万台を見込んでいる。この目標は、上海GMの145万台、上海VWの142万台を上回る。
日系合弁会社は釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題の影響を受け、2012年に販売目標を達成できなかった。このうち販売目標達成率が最も高かったのは、東風ホンダと一汽トヨタだ。東風ホンダの2012年の販売台数は28万2200台となり、目標の34万台の83.05%となった。一汽トヨタの販売台数は49万5500台となり、目標の60万台の82.6%となった。広汽ホンダの販売台数は31万6400台となり、目標の79.1%となった。東風日産は100万台の販売目標を定めていたが、通年で77万3000台のみの販売となった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」より 2013年1月28日