<企画>李克強総理記者会見:中米関係と腐敗取締りの決意などを述べる
記者会見する李克強総理 |
李克強総理(首相)は17日午前、第12期全人代第1回会議を取材する国内外の記者との会見に臨んだ。
【政府の施政目標】
中国が解決しなければならない事は多い。主要問題について言うなら、第1に、やはり経済発展の持続だ。中国の経済環境は今後も厳しく複雑なものになると予測される。われわれは安定している時も警戒を怠らないと同時に、異変が起きても動揺せず、経済の持続的成長を保ち、インフレを防ぎ、潜在的リスクを制御し、中国経済に大きな変動が起きないようにしなければならない。
2020年目標を実現すべく努力しなければならないが、計算してみるとこれには年7%の成長が必要であり、容易なことではない。[もっと見る]
【中米関係】
1980年代に訪米した時のことを思い起こした。ちょうど大統領選の時期で、両党共に接触があったが、彼らはいずれも「安心してほしい。誰が当選しようとも、対中協力と1つの中国という政策的立場に変更はない」と言った。
中米関係が数十年の間、度重なる困難を経ながらも、一貫して前進を続けたのはなぜか。これは中米関係が両国人民の根本的利益に合致し、平和的発展という世界の大勢にも合致することを示している。[もっと見る]
【腐敗取締りの決意】
腐敗とわれわれの政府の信望とは水と火のように相容れないものだからだ。腐敗の取締りへの中国政府の決意と意志は揺るぎないものであり、ここで私も姿勢を表明したい。
クリーンな政治はまず自分から始めるべきだ。己を正して初めて人を正すことができる。これは古訓であり真理だ。公職に就き、公衆のために働く以上は、蓄財の考えを断ち切らなければならない。われわれは社会全体の監督、メディアの監督を受け入れたい。[もっと見る]
【全人代、李克強氏を総理に選出】
中国の第12期全国人民代表大会(全人代)第1回会議は15日午前、北京の人民大会堂で第5回全体会議を開き、李克強氏を総理に選出した。[もっと見る]
【李克強氏略歴】
李克強、男性、漢族、1955年7月生まれ、安徽省定遠県出身。1974年3月就職、1976年5月入党。北京大学法学部、経済学院卒(経済学専攻)、大学院卒。法学学士、経済学博士。
現在党中央政治局常務委員、国務院総理。[もっと見る]
「人民網日本語版」2013年3月17日