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釉色陶食器、色鮮やかなものほど重金属リスク大

 国際食品包装協会は18日、「陶食器は、色が鮮やかになればなるほど、重金属含有量が基準値をオーバーする危険性が高い」と消費者に警告を発し、派手な色彩で装飾された陶食器の利用には慎重を期するよう注意を呼びかけた。北京晩報が伝えた。

 同協会の董金獅・事務局長の談話は次の通り。

 見た目には極めて美しく鮮やかな陶食器であっても、製造技術レベルが低ければ、重金属の含有量が基準値を超えている場合が多い。陶食器の製造方法には、上絵付・下絵付・イングレーズの三種類がある。触ると凹凸感があるのが上絵付、平らで滑らかな表面で凹凸感がないのがイングレーズ、下絵付は、色つきの下絵を描いた上に上薬を塗って焼き付けたものだ。 

 陶食器が人体の健康に危害を及ぼす可能性があるのは、重金属が含有されていることが主な理由である。この重金属は、色付けするための顔料(釉薬)に含まれている。製造プロセスにおいて、鉛とカドミウムを顔料に添加すると、釉薬に均一性や明るさが出る。一部メーカーの製造技術では、鉛とカドミウムの添加量をしっかりと抑制できておらず、含有量が基準値を超えている場合がある。消費者は、陶食器を買う際に、色鮮やかで金や銀で縁取られた商品に眼を奪われがちだが、実際のところ、これらの金や銀の縁取りには、鉛、クロム、水銀、ラジウムなどの重金属が多く含有されている。

 陶食器を購入・使用する際には、次の点を心掛けると良い。

 ○上絵付の食器、特に食品とじかに接する面に装飾が施されている食器は避ける。

 ○釉色を爪で触ると剥がれるような商品の多くは、含有重金属が基準値を超えた粗悪品なので注意する。

 ○できるだけ白い陶食器を選ぶ。

 ○購入した陶食器は、使用する前に熱湯で5分間煮沸するか、お酢に2時間から3時間浸すこと。こうすれば、毒性がほとんど除去され、人体の健康に及ぼすリスクが大幅に低下する。(編集KM)

 「人民網日本語版」2013年12月19日

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