社会保障カード保持者、5億人突破 中国
中国人力資源・社会保障部(人社部)は12日、国家の統一計画に基づき、人社部が国民に発行している社会保障カード(健康保険証や年金手帳など社会保障機能が一体化したカード)の所持者が、2013年11月末の時点で5億人を突破したことを明らかにした。新華社が伝えた。
「マルチ機能を備え、全国で通用する1枚のカード」の確立を目標とした社会保障カードの全体計画がスタートしたのは1999年。全国の所持者は現時点で5億900万人に達した。全国30省(自治区・直轄市)で発行されており、カードを発行している地域・市(省主要部と省直属県を含む)は334カ所。このうち22省(自治区・直轄市)では、管轄内の全地域・市での発行を実現した。カード発行対象者は、「全国民を網羅する」という計画にもとづき、都市部勤労者から都市部住民・農村住民にまで拡大された。
政府は今後も引き続き、社会保障カードの発行にいっそう力を入れ、対象分野を拡大する方針。「全国統一型社会保障カードの発行枚数を8億枚にする」との目標を2015年までに達成するよう尽力し、社会保障カードが、人社部の各業務分野および政府のその他公共サービス分野に適用され、最終的には都市・農村住民があまねく「一人一枚」所持することを目指す。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年12月13日