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山本写真館 日本人カメラマンが捉えた清末期の北京


庚子事変(義和団事件)の前、賑わう前門大街。


1901年、義和団運動が収まると、山本賛七郎氏は同じ場所、同じ角度で前門大街を撮影した。この時、商店は再建が始まり、社会の秩序も徐々に回復してきたが、写真を見比べると戦争の被害がうかがえる。

 写真撮影が最初に中国に伝えられた時、カメラマンの多くは西洋人だった。文化的な背景の違いから、彼らが撮影した中国や中国人は西洋人の審美眼やものめずらしさを反映しており、現在の中国人が見ると距離を感じざるを得ない。これに対して、日中関係は100年来緊迫しているものの、両国の文化が同じ根を持つことは否定できない。当時の日本のカメラマンが撮影した中国の方が、中国人に受け入れられ、理解されやすいようだ。北京日報が伝えた。

 清末期に中国を訪れた日本人カメラマン、山本賛七郎氏は中国を訪れた代表的な日本人カメラマンだ。高い技術とアジア人としての容姿、幸運な時期などが重なり、山本賛七郎氏が北京で開いた写真館は繁盛し、名声を轟かせた。
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