上がり続ける家賃 のしかかる重圧 (2)
国家統計局がこのほど発表した最新のデータによると、7月の住宅賃貸価格は前年同月比4.4%上昇し、上昇幅は前月を0.3%上回った。前月比では0.5%上昇し、上昇幅は前月を0.2%上回った。注目すべきは、住宅賃貸価格は10年からずっと上がり続け、7月で43カ月連続の値上がりになったことだ。
▽一線・二線都市に需要が集中 家賃はさらに値上がりする可能性あり不動産会社・中原地産市場研究部の張大偉総監の分析によると、家賃の43カ月連続上昇にはさまざまな要因がある。第一に、一線都市と二線都市には各種の社会資源や雇用チャンスが多く集まり、住宅ニーズが相対的に集中する。住宅購入制限政策が実施されたことにより、住宅ニーズの一部が賃貸市場を圧迫し、家賃の上昇を招いた。第二に、不動産賃貸市場の情報の混乱や監督管理の難しさを利用して、一部の又貸し大家が住宅資源を「借りだめ」し、折を見て貸し出しし、家賃の差額で一儲けすることを狙っている。これも家賃上昇の原因の一つだ。
加さんは最近、通州果園エリアで新しい部屋を探し始めた。このエリアは職場から遠いが、地下鉄で2回乗り換えれば着くので交通は便利だといえる。誰かと2LDKをシェアすれば、毎月の家賃は2千元以内で済み、給料の大半を家賃につぎ込まなくてよくなる。ただ、そうすると通勤に時間がかかり、休息時間が減るのを心配しているという。