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上がり続ける家賃 のしかかる重圧

 北京のある小規模医薬品会社でアルバイトをする趙采青さんは、人民大学静園8号棟の一部屋をルームメイトたちとシェアしている。実際に借りているのはベッド1台で、昨年から今年にかけて「家賃」は25%値上がりした。趙さんの月給は4千元に満たないという。人民日報が伝えた。

 趙さんの部屋は9平方足らずで、両側に鉄製の2段ベッドが置かれ、定員は4人という典型的な相部屋だ。部屋は狭く、誰か一人が床面で何かしていれば、他の人は自分のベッドに座っているしかない。それなのに家賃は昨年の一人あたり月560元から今年は700元に値上がりした。

 家賃が高いと感じるのは、趙さんのようなルームシェアをしている人だけではない。北京市のある外資系コンサルティング会社に勤めるホワイトカラーの加夢奕さんも、値上がりする家賃に頭を痛めている。

 加さんの月給は2011年の入社当時の5千元ほどから現在は7千元ほどに上がったが、暮らしがよくなった感じはしないという。給料の大部分が家賃で消えてしまうからだ。加さんの家は地下鉄駅近くのコミュニティエリアにある、広さ50平方メートルの1LDKだ。今年の家賃は一カ月3千元で、昨年より700元値上がりし、値上がり幅は30%にもなった。加さんは、「東三環路のこの辺りはすごく人気がある。交通も買い物も便利だけど、実際のところ家賃は高すぎる」と話す。

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