八月悲喜こもごも フォードが人気爆発、日系車は回復鈍化 (2)
日系ブランドの回復は鈍化
トヨタ、日産、ホンダ、マツダの販売データをみると、8月、日系車の回復の兆しはあまり芳しくない。8月、この4社の中で日産だけが1%の小幅成長を遂げているものの、その他のメーカーは軒並み販売台数が減少、マツダの下落が非常に深刻だ。8月、マツダ自動車の中国市場での販売台数は1万2600台と昨年同期の1万6500台から22.6%減少した。今年これまでの8カ月間の累計販売台数は10万6800台と同期比20.8%減となっている。
業界専門家によると、日系車の販売台数下落の原因は車種の世代交代が頻発する時期だからだ。とはいうものの、一汽トヨタの新型RAV4、長安マツダのCX-5、東風ホンダのジェイドが前後して発売され、中国市場繁忙期である9月から10月のハイシーズンには日系車ブランドが全面的な反転攻勢に出る可能性はある。これに続き今後、一汽トヨタの新型ヴィオス、ホンダの新型アコード、一汽マツダの中国製ATENZA、広汽トヨタのYARIS L が続々と発表され、日系車メーカーの販売を刺激するだろうという。
続々と勢いづく欧米車メーカー
日系車メーカーと鮮やかな対照をなすように、欧米車メーカーが続々と勢いを増している。
クーガ、エコスポーツ、新型フォーカスなどの車種が爆発的に売れているフォードは、連続4カ月間販売記録を伸ばし続けている。8月、フォードの大口販売台数は7万1200台と前年同期比46%増。今年1月から8月、フォードの大口販売台数は55万1700台で昨年同期比50%増だった。中でもフォーカスは依然としてフォード傘下のスター車種で、8月は3万1000台を売り上げ、同期比21%増。今年1月から8月にかけ、フォーカスの実質販売台数は24.万9600台で同期比62%増と急速に伸びている。
GMも堅調な増加を維持している。今年8月、GM自動車傘下の各ブランド車種は、中国で24万5800台と昨年同期の22万1000台から11.2%増となっている。(編集EW)
「人民網日本語版」2013年9月11日