外資系銀行　上海自由貿易区への進出に意欲的 (2)

　◆詳細内容の発表待ち

　外資系銀行は自由貿易区に強い興味を示しているが、今後の自由貿易区内における具体的な経営方式についてはほとんど知ることができない。スミスCEOは、「自由貿易区は一つの試験点であり、さらなる規制緩和の概念と実践でもある」と語った。そのうち金利市場化および人民元の自由両替は、グローバル企業にとって高い魅力を持つ。

　李氏は、「試験区内で、ネガティブリストという管理方法も重要な点だ。政府は現在一つの姿勢を示したが、今後多くの中身が細部に込められることになり、このような改革の方針が具体的に実行に移されるかを判断する必要がある。実行に移されれば、それは中国全体の次の経済改革に対して重要な意義を持つ。これには実物の貿易、および金融面の開放が含まれる」と語った。

　東亜銀行（中国）有限公司の孫敏傑副総裁もまた、「各行は現在、上海自由貿易区の関連細則の発表を待っており、それから実現可能な方式を模索することになる。上海自由貿易区は貿易の自由化・投資の自由化・金融の国際化を実現するため、外資系銀行に活躍の機会が与えられる」と語った。（編集YF）

　「人民網日本語版」2013年10月21日