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中国・ミャンマー天然ガスパイプラインが稼働 (2)

 中国社会科学院(社会科学アカデミー)アジア太平洋・グローバル戦略研究院の許利平研究員によると、中国の視点で考えると、このパイプラインが開通したことで西部大開発も推進される。中国では目下、東から西へと産業の移転が進んでおり、同パイプラインにより、南西エリアの経済発展にはエネルギー面での着実な保障が与えられたことになるという。

 同パイプラインは重要な戦略的意義をもつだけでなく、沿線の人々の生活にも恩恵をもたらすものとなる。

 広西チワン族自治区を例に取ると、同自治区は長年にわたり天然ガス資源の不足により、天然ガス利用が全国でも少ない省区市の一つとなっていた。12年には県級のエリアを含め、自治区の中で天然ガスを利用する都市は22カ所にとどまり、ガス供給量は2億3200万立方メートル、利用者はわずか141万600人だった。計画に基づき、同自治区は17年末までにすべての県に天然ガスを届けるプロジェクトを完了させる予定だ。

 また同パイプラインの完成により、沿線地域の工業企業のエネルギー構造が変化する見込みだ。パイプラインで輸送された天然ガスの同自治区における工業関連での使用量は、現在の毎年500万立方メートルから来年末は5億立方メートル以上になり、約100倍増加する見込みだ。(編集KS)

 「人民網日本語版」2013年10月21日

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