遺伝子組み換え大豆 中国輸出にゴーサイン (2)
除草剤耐性大豆CV127はすでに米国、カナダ、日本、韓国などの国家で、商業化栽培もしくは食用が認められている。害虫耐性大豆MON87701は米国、カナダ、日本、メキシコなどの国家、およびEUで商業化栽培もしくは食用が認められている。害虫・除草剤耐性大豆MON87701×MON89788は韓国、メキシコ、アルゼンチン、ブラジル、パラグアイなどの国家、およびEUで商業化栽培もしくは食用が認められている。
◆国内の大豆販売に影響か
中国は世界最大の大豆輸入国だ。世界最大の種子開発企業モンサントのデータによると、中国が毎年輸入する大豆のうち、約6割がアルゼンチン・ブラジル産だ。
モンサントのブラジル法人のロドリゴ・サントス総裁は11日、サンパウロで開催された「ブラジル大豆の道シンポジウム」で、「ブラジルは今年9月より始まる種まきの時期に、モンサントのIntacta RR2第2世代遺伝子組み換え大豆を大規模栽培する。この大豆には除草耐性があり、大豆の主要害虫への耐性を持っている」と語った。
黒竜江大豆協会の王小語副秘書長は昨日、「遺伝子組み換え大豆の保護区を設置するべきだ。遺伝子組み換え大豆および製品が黒竜江省に流入するのを放任すれば、黒竜江省の食用大豆の販売は影響と打撃を被るだろう」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年6月14日