3D印刷技術の驚くべき世界 (3)
3Dプリンターでプリントした帽子。 |
やはり3Dプリンターに関心を持つ牛嘉岳氏は独特の観点を持つ。「多くの人が3Dプリンターのビジネス面での価値を直接たずねるが、3Dプリント技術は製造や制作段階での末端のプランを解決するものだと考える。その最終的な目標は『誰が加工し、誰が製造するのか』という問題の解決だ。機器が充分で、実際のニーズに近ければ、全てのアイデアを現実化できる。」
牛氏の考えでは、全ての問題はその人にアイデアがあるかどうかに左右される。3Dプリント技術をギフトのカスタムメイドや人間の彫像等に使うのは、技術応用のほんの一部に過ぎない。「もし我々が原理の研究を行わず、機器を独自開発せず、ソフトウエアやアプリケーションを自主開発しなければ、我々は今回の生産力革命において遅れをとり、世界の工場のバリューチェーンの中で最も低いレベルの段階に留まることだろう。」
人間がこの技術で何をしようとするにしても、その技術が急激に発展している事実は変わりない。中国青年報が伝えた。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年4月9日