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3Dプリンターでプリントした人物の彫像。 |
3Dプリンターを使えば1日で家が建ち、将来は建築士の代わりになるかもしれない。3Dプリンターは医療の現場も変えるかもしれない。3Dプリンターを利用した初めての自動車が登場した。こうしたニュースを目にする機会が増えてきたが、3Dプリンター技術は我々にどのような未来をもたらすのだろう。
3Dプリンター体験館には様々な大きさの人間の彫像が置かれている。これらの彫像は頭髪まで細かく再現され、肌の色もきめ細かく、衣服の質感もある。これは腕利きの職人が作り出したものではなく、3Dプリンターで「作り出した」ものだ。
同館責任者の邵漠宇氏の紹介によると、3Dプリンターで人物の彫像をプリントするには、まず写真を撮影する必要がある。対象となる人は白い背景の前に立ち、カメラマンが3Dスキャナーで対象者を360度の角度からスキャンして全身のデータを獲得し、3Dプリントの文書を作成。3Dプリンターはデータに基づき、人物を1ミリの狂いもなく「再現」する。時間がかかり、材料費も高いために3Dプリンターの人物彫像は価格が高い。それでも毎月30-40人の顧客が新しい3Dプリンター技術を体験に訪れるという。
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