鄭州 高齢者が「若者に席を譲る」運動
一般的には若者が高齢者に席を譲ることが提唱されているが、鄭州では15日午前、高齢者20人以上が街角で「若者に席を譲ろう」と呼びかけて注目を集めた。
鄭州市建設路と桐柏路の交差点にあるバス停留所では15日午前、「若者に席を譲ろう」と書かれたプレートを手にした高齢者のボランティアグループが注目を集めていた。鄭州市棉紡路街道事務所の高齢者ボランティアグループに属する80歳のボランティア、梁永祥さんによると、高齢者がバスに乗るときは普通距離が短く、立っていてもしばらくの間だ。しかし若者は通勤の時間が長く、1日の仕事も大変なため、高齢者は理解すべきだと語る。
この出来事はインターネットで話題となり、賛成と反対の意見がそれぞれ半数を占める状態だ。半数近くのネット利用者が「疲れていたり、気分が悪くても、座ることはない」と答えている。
利用者の一部からは「一番大切なのは互いに思いやることだ。例えば高齢者が公園に出かけたり買い物に行く場合、ラッシュ時を避ければよい」との意見も出ている。また「大事なのはマナーで、席を譲った人は見返りを求めず、譲られた人も当然だととらないことだ」という意見もある。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年3月20日