2013年1月29日    メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
人民網日本株式会社事業案内  更新時間:11:01 Jan 29 2013

中国の生産年齢人口が減少 日本を参考にした対策が重要

 ■人口の転換点、生産年齢人口が10年間で2900万人減

 中国国家統計局がこのほど発表したデータによると、中国の15-59歳の生産年齢人口の絶対数は2012年に初めて減少し、前年比345万人減となった。

 過去の長期間に渡り、中国の生産年齢人口は増加を続け、従属人口指数(年少人口と老年人口が生産年齢人口に占める比率)は低下を続けた。生産年齢人口が多く、非生産年齢人口が少なく、中国は多くの人口によるメリットを得ていた。全国人民代表大会常務委員会委員、中国社会科学院学部委員、人口・労働経済研究所所長の蔡◆氏は、「2012年より、中国の生産年齢人口は減少を続ける。中国発展研究基金会の発表した報告書によると、2010年から2020年にかけて生産年齢人口が2900万人以上減少する。同時に、従属人口指数が上昇する。生産年齢人口が減少し、非生産年齢人口が増加することで、中国の人口面のメリットが失われる」と指摘した。

 ■異なる経済成長

 蔡氏は、「人口面のメリットが失われ、中国の経済成長のすう勢にこれまでと異なる変化が生じる。潜在的な成長率は、生産力の投入、資本の投入、生産効率の進歩によって決まる。人口面のメリットが失われることで、この3つの面に深刻な影響がもたらされる」と語った。

 言うまでもなく、人口面のメリットが失われることで、生産力が減少する。他にも、投資収益率が低下する。蔡氏は、「かつて中国は従属人口指数が低く、生産年齢人口の負担が軽かったため、高い貯蓄率を維持でき、投資の増加が促された。今後はこれとは正反対の状況になる。また生産力の不足のため、投資収益率の低下という現象が生じる」と分析した。

[1] [2] [3]

印刷版|コピー|お気に入りに登録
  • 分かち合うへrenren.com
  • 分かち合うへt.qq.com
みんなの感想

名前

コメントを書く コメント数:0

   

最新コメント
  週間アクセスランキング
  評 論
  中国メディアが見る日本 
  おすすめ特集

地方情報

北京|天津|上海|重慶|吉林|遼寧|河北|山西|山東|河南|江蘇|浙江|安徽|福建|江西|湖北|湖南|広東|広西|海南|四川|貴州|雲南|西蔵|青海|陝西|甘粛|寧夏|新疆|香港|澳門|台湾|黒竜江|内蒙古