安心して飲める東京の水 「東京水」がミネラルウォーターに?
東京の水道水は美味しく、ひんやりとした甘みがあり、喉の渇きを爽やかに潤してくれる。経済参考報が伝えた。
日本のカフェやレストランで無料提供される冷たい水は、水道水に氷を加えたものか、水道水を冷やしたものだ。客はこれを自由に飲むことができ、お腹を壊す心配はない。冷たい水が飲みたくなければ、熱いお茶を頼めるが、多くの客は冷たい水を求める。
東京の水道水は安全で、利根川・多摩川の水が家庭用の水道水に変わる。法律によると、カドミウム、水銀、セレン、ホウ素、ホルムアルデヒド、マンガン、アルミ、鉄、銅、ヒ素、カルシウム、マグネシウム、フェノールなどの数十種類の物質・化合物の上限値が設定されている。現在の検査項目は50に達し、東京各地の131ヵ所の蛇口を使い毎日調査を行い、調査結果を当日中に都民に公開する。仮に一つでも基準を超過した場合は大変なことになり、直ちに供水が停止され、関係者も法的責任を問われる。この50の項目が基準を満たせば、水道水を直接飲むことが可能で、問題が発生することはない。
東京の水道水は以前も安全だったが、カビ臭・カルキ臭がして美味しいとは言えなかった。今やこの状況に変化が生じた。東京は近年、水道水に対して高度な浄水処理を行い、オゾンの酸化作用を用いカビ臭の原因となる物質を分解し、活性炭の吸着作用および活性炭内で繁殖した微生物の分解作用により、カルキ臭を100%除去できるようになった。高度な浄水処理を行った水道水の比率は2008年に62%に、2010年に71%に達し、2013年は100%を目標としている。