中国東北3省も日本領?瀋陽で見つかった「日本野心地図」
瀋陽に住む李氏の自宅には、銀製の小箱がある。李氏の父親が若い時に、ある日本人から贈られたものだ。家族は全員、家に置かれたままのこの箱に注意を払うことはなかった。李氏はつい最近、偶然にも、銀箱に秘められた深い意味を知った。箱の表面には、日本地図のような形が刻まれており、日本の領土が凸凹の形で示されている。驚いたことに、この地図によると、中国東北3省、内蒙古自治区、山東省、北京などが全て、日本領土として描かれていた。瀋陽晩報が伝えた。
李氏は、「この銀箱の使い道や造られた時期はいずれも、謎に包まれたままだ。専門家がこの謎を解いてくれるのを期待している。同時に、銀箱の落ち着き先を見つけてほしい。もしも収蔵を希望する博物館があれば、喜んで国に寄贈したい」と話した。
瀋陽九・一八歴史博物館の専門家が、銀箱に描かれた地図の画像を見て、この小箱に大変興味を示した。しかし、具体的な鑑定結果については、「実物を見た上でないと結論を出せない」と話した。
瀋陽九・一八歴史博物館の関係者は、「今のところ、こちらの博物館には、この銀箱に類似した展示品はない。持ち主が寄贈を申し出てくれるのなら、私たちは大いに歓迎する。これは、旧日本軍の中国侵略史を研究する上で、一定の研究価値がある」との見方を示した。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年11月7日