電力業界、7年間で二酸化炭素を35億6000万トン削減
17日発表された「中国電力排出削減研究2013」によると、中国の電力業界の汚染物排出抑制水準は改善を続けており、単位火力発電量当たり煤塵排出量は0.39g/kWhに、二酸化硫黄排出量は2.26g/kWhにまで減少された。また二酸化炭素排出削減でも成果をあげており、2006−2012年にかけて35億6000万トン削減した。人民日報が伝えた。
石炭火力発電所の排出する極小微粒子は、中国の煙霧の原因の一つだ。実測結果によると、石炭火力発電所の除塵・脱硫後に排出される煤塵に含まれる極小微粒子のほぼすべてがPM10以下で、そのうちPM2.5の占める比率が高い。石炭発電所の排出する一次粒子に対する推算によると、電力業界の2012年の一次粒子排出量は約80万トンに達する。また石炭発電所の排出する二酸化硫黄や窒素酸化物などの反応後に形成される煙霧質は、二次粒子の重要な排出源だ。報告書によると、今後の技術進歩と管理革新に伴い、2種類の主要大気汚染物質の排出削減水準が改善され、極小微粒子の削減につながると見られる。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年12月18日