上海市楊浦区の王さんは、「セルフスマート本棚は、書籍の閲覧体験の更なるスマート化を実現している。図書館の開館時間を気にすることなく、いつでも本の貸し借りを可能にしている」と話しながら、信用スマートブックレンタル本棚の手順に従い、スムーズに本を返却してみせた。新民晩報が伝えた。
個人信用情報機関「芝麻信用」と上海楊浦区図書館、嘉図公司がこのほど、共同で立ち上げた信用スマートブックレンタル本棚が同区の市街地に登場した。同本棚の登場により、時間や空間の制限をうけない本の閲覧サービスを実現している。
利用者はスマホアプリで、スマートフォンやパソコンなどの端末からプラットフォームを訪問し、レンタル申請をすることで、図書館スタッフがすぐに書籍を探しだし、配送システムを通じて読者が指定する本棚に届けられる。同時にアプリのアラート機能やショートメッセージ等を通じて利用者に通知される。このように全プロセスは便利でシンプルだ。
スマート化されたサービスを最大限活用するため、すでに図書館分館と同区内に設けられている閲覧室のほか、同区では科学的にポイントを選定し、スマート本棚の設置を行い、図書館への「乗換駅」の役目を与えている。利用者は自ら選択したスマート本棚で、画面の指示に従って本の貸し借りを行うことができる。
楊浦区図書館以外にも、今年の6月1日には陸家嘴図書館でも信用ブックレンタルサービスがスタートしており、8万冊以上の書籍が「オンライン上でレンタルし、オフラインで家まで配達」可能となっている。今年の年末までに、サービス対応書籍を15万冊まで増やす予定だという。また、陸家嘴図書館では今後、図書館にまだ収蔵されていない新書籍をリクエストできる「書籍リスエスト」機能を追加し、「新書籍」一覧からレンタル予約できるようにする予定だ。(編集TK)
「人民網日本語版」2017年9月15日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn