中国教育部(省)は28日に行った記者会見で、中国の高等教育における在学者数は3699万人で、世界の高等教育の在学者全体の5分の1を占め、世界一の規模となっていることを明らかにした。新華社が伝えた。
同部高等教育司の呉岩司長によると、現在、中国の一般的な大学の学生募集数はすでに748万人に達しており、卒業生数は700万人を超え、高等教育の在学者のなかで18-22歳の若者に占める割合は、2012年の30%から2016年には42.7%まで上昇し、中国では高等教育の普及化を急速に進んでいるという。
呉司長は、「高等教育の大衆化レベルが上昇していると同時に、高等教育の質と国家発展貢献度も顕著に上昇している。いくつかの大学や学科の世界ランキングは目に見えて上昇しており、2012年から2016年までに、4大世界大学ランキングトップ500にランクインした大陸部の大学は31校から98校にまで増加した。大学のテクノロジー経費の総額は6531億元(約11兆円)に達し、80%以上の国家自然科学基金プロジェクト、国家重点基礎研究発展計画(973計画)や国家ハイテク研究発展計画(863計画)などの重要テクノロジープロジェクトを賄っており、大学サービス企業が社会ニーズにより獲得した科学研究経費の総額は1791億元(約3兆円)を超え、大学科学研究経費全体の27.4%を占めている。テクノロジー成果の直接取引額は130億9千万元(約2200億円)を超え、発明の特許授権量は全国の年間発明特許授権量全体の5分の1を上回っている」と説明した。(編集YK)
「人民網日本語版」2017年9月29日
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