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京張高速鉄道、北京冬季五輪に向け全列車にWi-Fiシステムを導入

人民網日本語版 2017年10月09日14:56

中国中車長春軌道客車股フン有限公司(中車長客、フンはにんべんに分)はこのほど、北京市と河北省張家口市を結ぶ京張高速鉄道で、スマート、エコロジー、環境保全、エネルギー節約のポリシーを全世界に向けて展示することを明らかにし、全列車にメディア専用車両を設けるほか、Wi-Fiシステムが導入される。北京日報が報じた。

京張高速鉄道スマート車両は、北京冬季五輪に向けたサービスとして、北京と張家口の両都市を結ぶ。五輪開催時には、世界各地から訪れる出場選手、観衆、メディア関係者が、カスタマイズされた高速鉄道スマート車両に乗って開催都市である両都市を行き来して、中国高速鉄道発展の成果を体験することになる。

中車長客の技術者は、「冬季五輪開催という特別なニーズに対応するため、列車にはハイテク化されたメディア専用車両を設け、スマート・スクリーンによって競技の生放送をリアルタイムで視聴できる。また、全列車に導入されるWi-Fiシステムによって、報道記者はいつでも競技関連記事を編集・発信することができる」とした。

さらに、「ヒューマナイズされた障がい者用専用ゾーンを設け、車椅子を固定する装置、緊急非常ボタン、折畳式テーブルなど、バリアフリーの安心設計が施されている。このほか、列車内にはカスタマイズされたドーピング測定エリア、ウィンタースポーツ用品保管エリアも設けられ、冬季五輪中は、名実ともに『オリンピック専用列車』となる」とした。

列車の外観デザインについては、中国の要素、五輪のテーマ、100年を誇る京張鉄道文化を一体化させ、躍動感と文化的魅力を備えた外観とインテリアを通して、京張高速鉄道のスマート車両を「走る文化」の代名詞とするのだという。

京張高速鉄道は2016年4月に着工、2019年末に竣工の予定。全長約174キロメートル、全線で10駅が設けられ、世界で初めて、設計時速が350キロメートルに達する「パラスト軌道」(レールや枕木の下の道床に石を敷き詰める方式)を採用する高速鉄道となる。完成後は現在3時間あまりかかっている北京と張家口の所要時間が最速で1時間以内となる。(編集KM)

「人民網日本語版」2017年10月9日

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