中国アイスホッケー協会の房学峰・秘書長は14日、「当協会は現在、男子アイスホッケーと女性アイスホッケーにそれぞれ異なる発展スタイルを採用し、2022年に開催される北京冬季五輪を見据え、強化活動に全力で取り組む構えだ」と話した。新華社が報じた。
中国アイスホッケーチームは全体的なレベルの低さが原因で、2018年平昌冬季五輪の出場権を男女ともに獲得していない。房事務局長によると、中国アイスホッケー協会は2022年北京冬季五輪を同協会の重要任務に組み入れたという。
以下は房秘書長の談話内容。
「女子アイスホッケーでは、北京昆崙鴻星アイスホッケークラブが好調な実績を挙げている。来シーズンにはカナダ女子アイスホッケーリーグ戦に参戦する予定で、ホームリンクは深センに設けられる。我々は、女子アイスホッケーの運営・指導を昆崙鴻星に任せ、さらには第2の『国家クラブチーム』の立ち上げを計画している」。
「弱点を補い、レベルを引き上げるために、中国アイスホッケー協会は、これまで体育専門学校だけが対象だった選手の選抜範囲を、アイスホッケーをしている全中国人に拡大することにした。この中には海外留学生も含まれる。また、国家チームを『国家クラブ』に改造し、アイスホッケー強国各国のリーグ戦システムを導入し、クラブの選手がより多くのレベルが高い大会を経験するチャンスを増やしたいと考えている」。
「女子アイスホッケーのほか、北京昆崙鴻星アイスホッケークラブの男子チームも、似たようなスタイルで発展を遂げつつある。男子チームの発展構想は全体的に女子チームより大きな変化が見られる。中国アイスホッケー協会は、6チームで構成される『プロリーグ戦』あるいは『国家クラブリーグ戦』を開催するための青写真を描いている最中で、これによって男子アイスホッケーの全体的な発展を推進していく」。
「男子リーグ戦のほか、中国アイスホッケー協会は、『青少年アイスホッケー発展連盟』の設立を検討しており、競技発展の基盤固めを目指す」。
「2022年北京冬季五輪は中国のアイスホッケーにとって、極めて得難い発展のチャンスといえる。同大会への参加資格を得て、素晴らしい試合をすることは、極めて重要である。また、今後の中国アイスホッケー発展予想図を描くことも、同じく重要といえる」。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年8月15日
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