春の耕作で全プロセス機械化作業を展開する中国のスマート農業 (2)

人民網日本語版 2019年03月29日10:07

ホースリールリニア移動式灌漑機:灌漑時間を大幅に短縮、水と肥料の一体化も実現可

伝統的なうね溝を用いた灌漑方法と比べ、灌漑機による作業効率は格段に高く、うね溝灌漑で3時間かかっていた作業がわずか1時間で終えることができる。スピーディなだけでなく、水と肥料の一体化を実現したことも、灌漑機のメリットで、水・肥料やりの効率を高めている。

新型ジャガイモ種植え機:1台で百人力、人力・物資ともに節約

マルチタスクを集約させた新型ジャガイモ種植え機は、施肥から、種撒き、農業散布、農業用フィルム被覆などの作業を一手に引き受ける。これ1台で農民100人の仕事をカバーし、小さな種植え機が、まるで流れる生産ラインのように、マンパワーや物資を大幅に節約している。

現代の農業機械は、春の耕作で幅広く利用されており、今年の農業全プロセス機械化に向けた幸先良いスタートを切る役割を果たした。また、中央財政は今年、180億元(約3千億円)の補助金を拠出し、農業機械装備に対する可能な限りの支援を実現させる。これにより、農業機械の購入・使用に対する農民の意欲が飛躍的に高まっている。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年3月29日

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