中国の南から北に至るまで春の耕作が続々と始まる季節となっている。オートメーション化・スマート化農業機械が、今年の春の耕作において注目を集めており、ますます多くの農家が、ハイテクによってもたらされる利便性を享受するようになってきている。ここでは今年の春の耕作で注目を集めるさまざまな「スマート」農業機械を総ざらいしてみよう。中央テレビ網が伝えた。
レーザーグレーダ:敷き均し精度を高め、未来の機械化の基礎を築く
高低差が大きい耕作地では、過度の灌漑が引き起こされやすい。レーザーグレーダを使って地面を整えれば、この問題を回避できるだけでなく、灌漑に使う水量を節約し、機械化による播種作業レベルが高まる。また、1台のレーザー放射装置を用いて4台から6台のグレーダを同時に作業させることが可能で、機械化効率も高まる。
自動運転トラクタ:時間も力も必要な農作業をサクサク完了
無人運転で、トラクタはまっすぐ前進し、その能力を大いに発揮する。通常、多くの時間と力を必要とする農作業を、このトラクタはいとも簡単に完了してしまうだけではなく、有人運転の場合に比べてより精確な作業ができる。
散布ドローン:これまでの農薬散布の苦労が一変、農業が新たな高みへ
従来の農薬散布作業は、農民がずっしりと重たい噴霧器を背負い、ポンプを押しながら薬を撒かなければならず、1人が終日作業をしても、せいぜい0.67ヘクタールほどしか作業できなかった。現在では、同じ面積の耕地に同じ量の農薬を撒く場合、散布ドローン1機でわずか15分で作業を終えることができる。