これは、消防員に贈り物をしようという心ある人からの計らいだったのだ。
市北消防中隊警備所でも、匿名で送られた果物の詰め合わせを受け取り、それには美しい字で、「あなた方が担っている過酷な任務に感謝しています。お陰で、私たちは、安全で穏やかな日々を過ごすことができています。毎回の出動からどうぞ無事に戻ってきてください。」と書かれたメッセージカードが添えられていた。
3日午後、1台のオフロード車が蕭山消防中隊の玄関前で停まった。車のドアが開き、若い女性が車の中から梨1箱とダイダイ1箱を運び出し、さらには自家製の燻製肉3箱も警備所に置いていった。
この女性は、「これは、ほんのささやかな気持ちです。消防士さんたちに召し上がってもらいたくて。出動したら、毎回、かならず無事に戻って来てくれますように」と話した。
杭州消防は、消防士に対する社会各界からの関心に対して感謝の意を示したが、同時に、消防士が最も関心を抱いていることは、日常生活における消防の安全であると強調した。市民一人一人が火災の発生を最大限防ぎ止めることこそ、消防士にとって何より最上のプレゼントとなる。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年4月4日