中国の婚姻率が5年連続で低下 晩婚と非婚はもはや時代のすう勢に?

人民網日本語版 2019年04月03日14:09

「大人になったら、男は嫁を娶り、女は嫁ぐもの」というのは一世代上の人々が子供たちを教育する際に「至言」としてきたが、この言葉は今や完全に覆されたようだ。中国新聞網が伝えた。

〇若者は結婚したがらなくなった?

国家統計局と民政部(省)の統計データによると、中国全土の婚姻率が2013年から5年連続で低下している。

2013年が9.9‰だった中国全土の婚姻率は、2014年9.6‰に、2015年9‰、2016年8.3‰、2017年7.7‰、そして2018年は7.2‰まで下がり、2013年来の最低記録を更新した。

婚姻率には、地域間格差が顕著に見られ、経済発達地域ほどその婚姻率が低い傾向にある。

たとえば、2018年、婚姻率が全国で最も低い地域トップ2は、上海市(4.4‰)と浙江省(5.9‰)で、広東省、北京市、天津市の各地の婚姻率も比較的低かった。一方、婚姻率が高い地域は、西蔵(チベット)自治区、青海省、安徽省、貴州省などの経済的に立ち遅れた地域が多かった。同年、貴州の婚姻率は11.1‰に達した。

〇質の低い結婚よりも、質の高い独身

しかし、これらのデータに、ネットユーザーは特に意外には感じなかったようだ。それどころか、多くの人々がこの結果に大変理解を示し、「今どきの若者はこだわっていない!」という考えだった。

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