中国とハンガリーのスマート端末生産プロジェクト、重慶に上陸

人民網日本語版 2019年04月29日13:47

重慶市科学技術局と在重慶ハンガリー総領事館が28日に共催した「中国(重慶)ハンガリー自動車産業革新フォーラム2019」において、「スマート端末製品生産プロジェクト」が正式に重慶市潼南区に上陸した。スマートフォン、自動車電装品などの設計・研究開発・生産を行う。科技日報が伝えた。

ハンガリーのイノベーション・テクノロジー省のパルコヴィチ・ラースロー大臣によると、自動車産業はハンガリーの支柱産業だ。ハンガリーには自動車及び部品の製造メーカーが700社以上あり、工業生産総額の28.7%を占めている。ハンガリーは初めて「一帯一路」(the Belt and Road)イニシアティブに参加したEU諸国であり、重慶市との自動車分野の協力で高い潜在力を秘めている。

重慶市科学技術局の関係責任者によると、これまでも重慶市とハンガリーの間で科学技術協力が行われてきた。中国・ハンガリー技術移転センター(重慶)が2016年11月に設立された。同センターは現在まで、オフラインの中国・ハンガリープロジェクトマッチング会議を6回開催している。各種協力をめぐる商談は70数回にのぼり、43件のプロジェクトのマッチング成功を促し、うち6件は実行に移されている。

今回契約が結ばれた「スマート端末製品生産プロジェクト」は、技術移転センターが実施を促した6件目の協力プロジェクトであり、初の産業化プロジェクトの実施でもある。同プロジェクトの投資額は5000万元(1元は約16.5円)で、約6000平方メートルの標準工場を使用。スマートフォン、スマートブレスレット、タッチキーボード、自動車電装品などの設計・研究開発・生産を行う。本格的な稼働開始後の年間生産高は15億元に、年間納税額は1500万元にのぼる見通し。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年4月29日

  

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