約1千種のゴミをワンクリックで検索可能

インターネット技術でゴミ分別知識を普及

人民網日本語版 2019年07月02日11:13

7月1日、「史上最も厳しい」とされるゴミ分別措置「上海市生活ゴミ管理条例」が施行された。北京・上海・広州など各大都市は、いまやゴミ分別を「強制する時代」に突入している。新華社が伝えた。

「あなたは何ゴミですか?」という冗談が交わされるほど、ゴミの分別は多くの都市住民にとって、「悩みの種」となっている。支付宝(アリペイ)はこれに関し、複数のゴミ分別ミニプログラムをリリースし、約1千種のゴミが「ワンクリック」で検索可能となっている。

長江デルタ地域循環経済技術研究院の杜歓政院長は、「ゴミ分別に対する上海市民の熱心さは、もうしばらくの間続くと予想される。ネット上にはさまざまな攻略法が次々に登場したが、市民が実際にゴミ分別を実行する段になると、多くの悩みや疑問が出てくるだろう。例えば、ペットの糞便や使い終わった口紅は、どうやって分別すれば良いのか?ミニプログラムでは、このようなマイナーな物品の分別種類も全てカバーしている」とコメントした。

インターネット技術の導入は、上海がゴミ分別知識を市民に普及させる上で前向きに講じた革新的措置といえる。ユーザーがアリペイを使ってゴミの分別をする場合、2種類の方法がある。まず、アリペイ内で「ゴミ分別ガイド」を検索して、ミニプログラムを開く。そして捨てたいゴミの名前を入力すると、正しい分別結果を教えてくれる。2番目の方法は、「ゴミ分別ナビゲーター」ミニプログラムを検索して、ゴミの名前を入力またはその写真をアップロードすれば、分別種類の結果を得ることができる。

今回リリースされたゴミ分別ミニプログラムは、1千種類以上のゴミをカバーしており、今後も更新されていくのだという。杜院長は、「ゴミの分別は、ずっと変わらないものではない。ゴミ処理技術の発展にともない、一部の乾燥したゴミは、今後、水分を含んだゴミのカテゴリーに入る可能性がある。検索ガイドも随時更新していく」と説明した。

また、「ゴミ分別ガイド」ミニプログラムで、「ペットボトル」など回収可能なゴミの名前を入力した場合は、「ゴミ回収」の予約ボタンも表示される。古新聞や段ボール、ペットボトル、ガラス破片などはオンラインで予約申し込みを行えば、まるで宅配物のピックアップを依頼する時のように手軽に、無料で自宅まで回収に来てくれる。

今のところ、アリペイの「ゴミ分別回収プラットフォーム」は、上海市内の5千以上のコミュニティをカバーしており、150万以上の上海市民が、オンラインで「ゴミを販売する」ことを可能にしている。回収申込が最も多いのは、古着、家電、古紙、廃棄プラスチックとなっている。今年の年末までに、「ゴミ分別回収プラットフォーム」は、上海の全ての中心市街地域・コミュニティを網羅する計画という。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年7月2日

  

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