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ノートルダム大聖堂火災による鉛汚染でパニック 作業員も除染

人民網日本語版 2019年08月09日15:29
ノートルダム大聖堂火災による鉛汚染でパニック 作業員も除染
立ち入りが禁止されているノートルダム大聖堂の様子(写真著作権は東方ICが所有のため転載禁止)。

フランス現地時間8日付けの報道によると、ノートルダム大聖堂の火災からすでに3ヶ月以上経ったが、環境汚染はまだ終わっておらず、かえってますます深刻になっている。特に鉛汚染により周辺住民の血液中の鉛が基準を上回る数値となっており、パニックと懸念を引き起こしている。フランスの「ル・パリジャン」紙によると、パリ市政府は今週、環境指標の検査結果報告を発表し、周辺の人々にできるだけ早く健康診断を行うよう促さざるを得ない状態に追い込まれているとしている。

報道によると、フランスの人々が現在最も関心を抱いている環境被害は、ノートルダム大聖堂の屋根と尖塔が焼け落ちた後に拡散したとみられている鉛物質の粉塵問題だ。統計によると、4月15日の火災において、聖母院の建物の中の鉛の層、約300~400トンが焼却・融解され、拡散したのち、周辺の空気に含まれる鉛の含有量は基準値の400倍に達した。これらの有毒物質が人体に及ぼす危害は甚大で、器官への損害だけでなく、発がん性もあるとされている。(編集TG)

「人民網日本語版」2019年8月9日            

  

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