「中国天文年暦」によると、8日3時13分に二十四節気の「立秋」が到来した。立秋は秋の最初の節気となり、暑さも峠を越し、暦の上で秋が始まったことを意味する。人民網が伝えた。
民間では立秋の日に体重を量り、立夏の日の体重と比べるという行為が広まっている。なぜなら夏になると食欲が落ちて、食事もあっさりしたメニューになり、ほとんどの人が体重が少し減る「夏バテ」を経験するからだ。秋風がそよぎ、食欲が出たら、美味しいものを食べたくなり、夏に失った体重を取り戻す。栄養をつける方法は「貼秋◆(秋に滋養のあるものを食べて脂肪をつけること)」(◆は月へんに票)。栄養のあるものとしてまず最初に選ばれるのは肉であるため、「肉で脂肪をつける」とも言う。
立秋は初秋であるため、暑さはまだ完全にはなくなっていない。涼しい風は吹くものの、天気の変化は大きく、立秋から処暑までは、同じ地域でも「一日に四季があり、十里毎に異なる天気」といった状況も見られる。そのため、服装は厚着しすぎないほうがよい。なぜなら厚着しすぎると体が涼しさに適応する能力に影響を与えてしまい、風邪をひきやすくなってしまうからだ。(編集TG)
「人民網日本語版」2019年8月8日