北京大興国際空港は順調にIIIB着陸進入、ヘッドアップディスプレイ(HUD)に基づく滑走路視距離観測装置(RVR)の75メートル離陸、中国産4級A-SMGCSシステムテスト飛行を無事に完了した。同技術は現在の国際航空業界の低視程運航の先進水準を示している。これは大興空港が開港後、世界トップクラスの低視程運航保証能力を備えていることを意味している。これにより、効果的に霧や煙霧などによる遅延を減らし、定時運航率を高めることになる。新華社が伝えた。
北京大興国際空港は国家重大シンボリック・プロジェクトだ。中国民用航空局は近年、大興空港の運航基準を大きく重視している。リサーチを経て、特に気象状況をしっかり把握したことで、大興空港2016年6月全体計画で確定されたIIIA等級をIIIBに引き上げ、さらにHUD RVR 75メートル離陸保証能力を追加し、航行新技術の役割を十分に発揮する。
中国民用航空局の関係責任者によると、HUD技術、ブラインド着陸システムIIIB類運航、A-SMGCSシステムは、低視程条件下のフライト安全を保証する重要な技術手段だ。この技術を組み合わせて運用することで、デシジョン・ハイトが15メートル以下で、滑走路の視程が75メートル以下の着陸と離陸を実現できる。注目すべきは、中国産ARJ-21旅客機が今回の専門的なテスト飛行において初めて大興空港に入り、A-SMGCSの滑走テストに積極的に参加したことだ。これは大興空港がより良くARJ-21にサポートを提供するほか、中国産旅客機が設計及び製造当初より航行新技術を十分に応用するための一助にもなる。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年8月27日